瀬長島

瀬長島は沖縄県豊見城市に属する無人島です。面積は0.18k㎡、周囲約1.5km、標高33mの台地状の島です。島内はススキなどの草木類が大半で、樹木は自生していません。瀬長島は豊見城発祥の地とされています。方言では「シナガ」と言い、伝承によれば高貴な按司が島に城を築いたため、「按司のいる砂島」が「アンジナジマ」に転訛した、と言われています。拝所などの貴重な遺跡が残り、周辺住民からは聖地として尊崇されています。現在、島は沖縄本島と海中道路で繋がり、気軽に自動車や徒歩で行くことができます。
那覇空港の南約1.5kmのところにあり、離着陸する飛行機の航路直下にあるため、巨大な機体を間近で仰ぐことができます。風向きによりますが、夏は離陸、冬は着陸が見られます。北風の強い日の着陸は特に迫力があり、飛行機好きにはたまりません。西岸にあるため、夕日の名所としても有名で、夕日と飛行機が行き交う景色を見ることができる人気のビューポイントとなっています。また、恋の島としても有名で、市の内外から多くのカップルが訪れます。島内には4つの野球場が整備され、潮干狩りや釣りでも知られた名所です。近年、大型温泉ホテルがオープンしています。