農園案内

自然から貰った感動をお客様とともに感じる農園作り

「未来を耕す」という名を持つ私共の農園は近代化によって失われていった
やんばる式農園の形を残す沖縄でも数少ない農園で、
約3000坪の広大な土地を防風林によって約20の区画に分けているのが特徴です。
作物は、農薬・化学肥料を一切使用せず、
ホテルから出る生ごみや、地域から集められた魚のあら等の
未利用資源から作られた自家製有機肥料によって
健康に育てられた土で栽培を行っています。
有機肥料によって畑も成長させながら育てた作物は、
作物本来の豊かな深い味わいや香りを持ち備えています。
お口にしていただいた時にきっと「懐かしさ」のようなものを感じていただけるはず。
そんな気持ちをお越しいただいた一人でも多くのお客様に
感じていただきたいと思っております。
それと同時に、作物が育っていくプロセスをご覧いただくことで、
その尊さを改めて感じていただけたらというのが私たちの願いです。
愛情こめて育てた作物が立派に実を実らせることは私達にとって最大の喜びですが、
その過程には本当に様々なストーリーがあります。
台風のような激しい気候の変化に襲われ、自然の起こす気まぐれと戦うこともあれば、
早めの春に一斉に芽吹き、花を咲かせる姿に心癒されることもあります。
やんばるの原生林に囲まれた大自然の中の農園ですので、
蛇や蜂といった野生の動物と出会うことはもちろん、
ヤンバルクイナやノグチゲラ、リュウキュウヤマガメ、イシカワガエル等
数多くの天然記念物も私たちの元へ遊びにきてくれます。
こういった作物の成長を見守る中で対面する難しさ、
楽しさの全てをありのままにお客様にごらん頂き、
私たちが自然からもらった感動をお客様と共有したいと願っております。

現在のテーマは2つ

一つは古くから沖縄の文化に馴染んでいるもの、もしくは経済の活性化によって
失われつつある沖縄の在来品目を守っていきたいという気持ちから島野菜、青パパイヤ、
島バナナ、バンシルー(グァバ)、ハーブなどを育てること。
もう一つは沖縄の風土に適しているのに現在注目をあびていない作物に注目し、
コーヒー、アテモヤ、ライチなどの栽培に挑戦していくことです。
今後も新しい作物への栽培に向けて、現在模索中で、またお越しいただいたお客様に
より身近に農園を感じていただけるようなプログラムも計画中です。
ホテルにお越しの際はどうかお気軽にお声をおかけください。専門のスタッフが
わかりやすくご説明しながら農園内をご案内いたします。
作物の生きている様子をごらん頂いた後にお召し上がりになる
農園採れたての野菜はきっと格別に美味しく感じていただけることでしょう。

やんばる式農園での挑戦
食物イメージ

青パパイヤは野菜です

青パパイヤは、冬の期間収穫が少ないものの現在も収穫中です。青パパイヤはとても
繊細で、水が大好きだけど水はけが悪い畑を嫌います。強風にも弱く、台風で簡単に
折れてしまいます。風の影響を減らすために、防風林がしっかりとした場所に植える
必要がありますが、防風林がしっかりしていると太陽が当たりにくくなり、日照不足や
水はけが悪くなります。こういう状況の中で、畑やパパイヤの状態を確認しながら、
適した場所を探していきます。
また、パパイヤは肥料が大好きだけど、肥料の種類やあげ方(量や時期等)に
よっては、それが悪影響となり、味が悪いパパイヤに仕上がります。
パパイヤは比較的短い周期で植え付け〜収穫を行いますが、
そこの畑に関しては、長期的な考えを持って土を作っていきます。
パパイヤは青い時にとれば青パパイヤというのは少々の誤解があり、青パパイヤとして
最高の状態で収穫できるのは、青パパイヤがフルーツへと熟していく過程に入る直前の
ほんの一瞬しかありません。このときに収穫したパパイヤは、実にハリがあり、食感も
シャキシャキながら柔らかさがあり、味も単純な青臭みではなく豊かな味となり、
パパイヤの有効成分である酵素の量も一番多くなります。昔からとても親しみ深かった
食べ物をもっと追求することにより、食材としての可能性が大きく広がってくると
信じています。パパイヤは、味はもちろん、その姿の美しさも特徴のひとつで、
見る人、そして生産する者の心を癒してくれます。

青パパイヤの召し上がり方
青いパパイアの皮をむき、果肉を千切りにして水にさらしてから、炒め物やサラダなどに。青パパイヤ独特のシャキシャキ感が味わえます。
青パパイヤイメージ

農園の様子

現在、農園では青パパイヤ、島バナナ、バンシルー、アテモヤ、コーヒー、
ドラゴンフルーツ、スターフルーツ、ライチを栽培しています。荒れた土地の再整備から
はじめたので、そのほとんどが植え付けをしたばかりで、収穫にはまだ数年かかります。
その成長も一緒に見守っていただければ嬉しいです。
農園というひとつの言葉で言っても、区画によって土の中の水の動きや太陽の当たり方、
風の当たり方、土の性質など、環境が大きく変わります。作物によってどんな環境を
好むかも異なるので、植え付けが終わった作物でも環境が合わないと判断したら、
より適した区画にすぐに植えなおしをしてしまいます。

最近の農園の様子はこちら
現在の農園の様子を、農園長が随時更新しています。その時期ならではの話しが盛りだくさんです。
農園だより

農園の説明

島バナナ

今ではその苗も貴重で簡単には手に入りません。地元のおじい・おばぁにお願いし、
お庭から大事な株(苗)を分けてもらいました。パパイヤと同様とても台風に弱く、
確実な収穫が約束されない作物です。しかも、収穫できる量は一般的なバナナ
(三尺バナナ)の15〜20分の1と少なく、経済栽培には適していません。
しかし、その味といえばもう他のバナナとは比べ物にならないほどです
(少々の酸味が加わり、トロピカルフルーツの要素をすべて詰め込んだような
豊かな風味があります)。経済的な価値は低くても、「あの一本」のために
農園では大事に育てています。

島バナナイメージ

コーヒー

沖縄はコーヒーが栽培できるコーヒーベルトにぎりぎり属しています。コーヒーも
沖縄での栽培方法が確立していないため、どんな栽培方法がいいのかやりながら
考えています。これも短期的に考えるととても非経済的な作物ですが、
自家製のコーヒーをみんなで飲む日を楽しみに、挑戦しています。
直射日光が苦手な作物なので、日陰の作り方も模索中です。日の当たりが悪い場所に
植えたのですが、それでも太陽が強すぎるようなので、現在は島バナナ・パパイヤを
間に植えて日陰を作っていこうとしています。
そうすることにより、見ても楽しいし、バナナ・パパイヤの収穫もできるはずです。

コーヒーイメージ

作業小屋

農作業はかなりの重労働。ここで休憩したり、お茶を飲んだりします。この小屋、実は全て廃材で作られているのです。屋根は貴重な戦前の赤瓦を頂いたので手作りの
漆喰シーサーを乗せ、沖縄らしく可愛い?造りにしてみました。

作業小屋イメージ01作業小屋イメージ02